2015年9月17日に岡山大学の研究グループによって、切断されたコオロギの足が元の形に再生する仕組みを解明したとの発表がありました。

この発表によって、その技術を人間に応用することで欠損箇所を再生することができるのではないだろうか、ということで注目が集まっています。

そこで今回はその発表を踏まえて、以下でコオロギの足が再生する仕組みについて順に説明をしていきたいと思います。

コオロギの足の本数

コオロギ 足 再生 本数

そもそもコオロギは昆虫に分類されています。

それでは昆虫とはどういった特徴を持つのか。

昆虫の体は頭部・胸部・腹部の3つの部分に別れています。

さらに胸部は前・中・後の3つに分かれていて足がそれぞれの部分で左右1対ずつ、計6本の足がついています。

コオロギの足はなぜ取れやすいのか

コオロギは非常に高い栄養を持っています。

そのため多くの生き物の餌としてコオロギが用いられることが一般的になっています。

その際に生き物の口内を傷つけないために、コオロギの足を取る必要があります。

足を少し引っ張ってやると、いとも簡単に取ることができます。

それはコオロギの外敵から身を守る工夫の一つなのです。

足を切り離すことで、足を食べられた時の出血や身切れを最小限に抑えることができます。

このような理由から、コオロギの足は比較的取れやすくなっているのです。

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コオロギの足が再生される仕組み

まずは簡単に足が再生される過程を説明していきたいと思います。

その過程は大雑把に言えば傷口を修復し、再生する組織の元となる細胞の塊である再生芽を形成し、そして元の形態へと再生されていきます。

そして今回の発表では再生芽で働いている因子であるエピジェネティック因子E(z)とUtxが互いに影響を及ぼしあうことで再生する、というメカニズムが明らかになりました。

まとめ

コオロギは再生芽のエピジェネティック因子E(z)とUtxの働きによって欠損箇所を再生することができます。

またコオロギの幼虫期に見られる再生能力は、人体にも応用することができるのではないかと思われています。

それによって現在研究が続けられているiPS細胞が象徴的である再生医療の飛躍が期待されています。

そのためにも、今後も再生能力の高い生物の研究を進めていく必要があるのです。

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